停滞期の起こる原因(4)〜食事療法のみのダイエットで考えられるその他のケース〜
そのほかに考えられるケースとしては、「勘違い」。
きちんと理解しておかないと、目標達成前に挫折、そして失敗してしまいます。せっかくの努力を無駄にしないためにも、正しい知識を身につけておきましょう。
目標体重に近づいてきたのに停滞期!
これは目標体重に近づくにつれ体重がほとんど落ちなくなるケースです。 しっかりと理解すればなるほど納得。逆にこの事実を知っていなければ目標体重直前で挫折する場合も!
たとえば、1日の総摂取カロリー量を1600ckalに制限してダイエットを実行したとします。 目標の体重は53kg。53kg目指してがんばり、そのかいあって最初は順調に体重が落ちていました。ところが56kgまで落ちたあたりからパッタリと体重が落ちなくなりました。あと3kgというところで完全に停滞期に入ってしまったようです。
「あと2kgなのに」「最後の3kgがなぜか落ちない」
このような相談はよく受けます。カラダがダイエットに慣れて停滞期に入ったのでしょうか。
なぜ最後の2,3kgが落ちない?
これは停滞期というよりダイエットの法則が原因なのです。 ダイエットの法則とは減量の基本のこと。減量の基本は、食べるカロリーより生活活動や運動などで消費するカロリーの量を多くすることです。 つまり、2500kcal分食べても、運動などで2500kcal分消費すれば、体重は変わりません。 逆に2500kcal分食べて、2000kcal分しか消費できなければ、500kcal分の脂肪がカラダにたまり太ります。ダイエットするためには、2500kcall分以上を消費しないと体重を落とすことはできません。 これがダイエットの基本的な法則です。
1日1600kcalの摂取カロリー量で56kgまで落とすことができました。 ここで注意しなければならないのは、56kgを維持するのに必要な摂取カロリー量はいくらなのかということです。
56kgを維持するには1日1680kcalの摂取カロリー量が必要になります。 つまり、56kgからさらに減量するには1日の総摂取カロリー量を1680kcal以下にしなければなりません。
このまま、体重56kgの人が1600kcalの摂取カロリー制限でいくと1680kcalから差し引ひいた、たったの80kcalしかマイナスになりません。 体重1kg落とすのに約7000kcalの消費が必要となるので、1日たったのマイナス80kcalだと体重1kg落とすだけでおよそ88日、3kg落とすにはなんと9ヶ月もかかってしまう計算になります。
体重が落ちなくなるのは当然です!
対処法としては、1日の総摂取カロリー量を1400kcalに設定しなおします。 1680kcalから差し引いて280kcalマイナスとなりますので、理論上では2ヵ月半〜3ヶ月で目標体重の53kgにめでたく到達できることになります。 (※1200kcal以下に摂取カロリーを落としてしまうと短期間にリバウンドする確率が高くなりますので要注意です)
結局、カラダが慣れてしまって停滞期に入ったのではなく、摂取カロリー量と消費カロリー量の差がほとんどなくなってしまったからなのです。 これをきちんと理解して、1日の総摂取カロリー量の軌道修正を行えば、挫折せずに最後まで到達できることでしょう。
ただ、食事療法だけに頼ったダイエット法を選択すると、かならずこのような「停滞期」は訪れます。 この時期に、さらに摂取カロリー量を落とすことはとてもつらいはずです。日頃から運動をとり入れて基礎代謝を上げ、少しでも消費カロリー量を増やしておくことは、ダイエットを楽しく長続きさせるためにとても重要なことなのです。
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